
かねてから衣類スチーマーは欲しいものの1つだったのですが、その理由は手持ちのアイロンのスチーム機能がポンコツで、まったくスチームを出さないからでした。
そのため、スチーム機能がちゃんとしているアイロンに買い換えるか、衣類スチーマーとの2つ持ちにするかをずっと迷っていたのです。
アイロンの買い替えではなく、衣類スチーマーを新規購入することにした理由としては、ハンガーにかけた服にスチームを当てるために持って使うには、スチーム機能がしっかりしたアイロンは重すぎる、という1点に尽きました。
手持ちのアイロンもまだピンピンしていますしね(スチーム機能以外は)。
衣類スチーマーも数社で出しているところであり、どこのメーカーにするかというのも迷いどころでした。
女性ファッション誌やファッション系WEBマガジンではパナソニック製をよく見かけていたのですが、単純に製品が優れているからというよりは、パナソニックのプロモーション力の強さによるところが多いのではと思い、WEBの口コミや、家電店の店員さんの話、実際に使っているという服屋の店員さんの話も参考にしました。
その結果、ティファールのアクセススチームとパナソニックの衣類スチーマーの2択に落ち着きました。
最終的にパナソニックにした理由は2つ。
一番の理由は「重さ」でした。
水を入れない状態で、パナソニックは700gなのに対し、ティファールは900g。
店頭で持ってみたときに、この200gの差が意外と軽視できないなという印象だったのです。
さらには、実際は水を入れて使いますので、タンク容量も考慮する必要があります。
水を入れると、パナソニックは本体700g+50ml、ティファールは本体900g+185ml。
この重さは成人男性の方なら問題ないようですが、私には辛いのではなかろうかと思ったのです。
二番目の理由は「本体の大きさ」でした。
パナソニックが幅7×奥行15×高さ15cm、ティファールが幅11x奥行18x高さ28.3cmと、パナソニックの方が小振りです。
想定している収納場所からすると、特に高さの点でティファールはちょっとのっぽさんでした。
性能としては、蒸気量がパナソニックが平均11g/分、ティファールが23g/分と、ティファールの方がパワフルです。
連続使用可能時間も、パナソニックは4分、ティファールは18分という違いが。
パワーを求めるなら、ティファールの方が上回りますので、それぞれ何を重視するかで選べばいいのかなと思います。
さて、肝心の仕上がりです。
ちょうど買ったばかりのコットンのコーデュロイパンツが、お店のバックヤードから出したものでしわが気になったので、こちらに使用してみました。
スチーム前

スチーム後

綺麗になりました!
(注:色の違いは撮影時のホワイトバランスが違ってしまったせいで、漂白効果はありません。)
試しにコットンのシャツもやってみたのですが、未使用以上アイロン未満、という感じでした。
ある程度アイロンに慣れている私としては、アイロンの方が早く楽にピシッとできますね。
ただ、今までプレスをするわけにいかず適当にお茶を濁していたふんわりした袖口については、これとアイロンを併用することでより綺麗に仕上げられそうです。
その他、使ってみた感想としては、
・水がなくなるのが早いので、補充用の水を近くに置いておいた方が便利
・いくら軽めと言っても、ずっと使っていると重く感じてくる
・服を引っ張りながらスチームを当てるので、服の形状によっては両手で引っ張りたいことがあり、手が3本欲しいことがある
といったことが挙げられます。
初回ということもあり、手間取ったり、だんだん楽しくなってきて調子に乗って何着もやったりしていたため、使用時間が長くなったので、この重量は地味に効いてきました。
私は重量を重視して正解だったようです。
衣類スチーマーを購入した目的はいくつかありますが、その中に脱臭効果があります。
クリーニングに出したコットンのセーターが、溶剤の臭いなのか不思議な臭いがなかなかとれずに困っていたのです。
これもスチーマーなら取れるかな、と思って試してみたのですが、こちらはちょっと難しい結果となりました。
もしかしたらスチームを当てる時間が短いのかもしれませんが、1回の使用可能時間をフルに使った程度では無臭とまでは行かなかったのです。
その代わり、ふんわりしました(笑)
ほかの臭いにはどの程度効果があるものなのかは、これからいろいろ試してみたいと思います。
ひとまず私としては、アイロンでは難しかった部分のサポートとして使うのにはじゅうぶんなので、購入してよかったと思っています。
では皆にお勧めするかと言うと、それは衣類のケアに対する考え方や、ライフスタイルによって必要性が異なるものだと思いますので、万人にお勧めするものではありません。
衣類の手入れにある程度重きを置きつつ、それをできるだけ自宅で行いたいと思う方にはお勧めのアイテムです。
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